isAdmin Manual

■はじめに
isAdminはWebサイトの改ざんを検知し、管理者に様々な手段で報告、必要に応じて自動的に復旧する製品です。 また、改ざんの監視だけではなく正常に稼動しているかの監視も行えます。

本製品は従来製品と異なり、Webサーバ側にインストールするのではなく、別マシンにインストールし、リモートから定期的に アプリケーションレベルで監視を行います。
isAdmin Enterpriseの管理はWebブラウザで行います。

■機能
isAdmin Enterpriseは以下の3つの監視機能から構成されています。
Web改ざん監視サービス(isAdmin for Web Enterprise HTTP)
コンテンツ改ざん検知とWeb稼動監視が行えます。
監視に利用するプロトコルはHTTPです。監視対象はトップURLを指定します。
自動復旧サービス(isAdmin for Web Enterprise FTP)
コンテンツ/Webアプリケーションの改ざん検知および自動復旧が行えます。
監視に利用するプロトコルはFTP/SFTPです。監視対象はトップディレクトリを指定します。isAdminにおいて正規なコンテンツを保持する必要があります。
ファイルシステム改ざん監視サービス(isAdmin for File Enterprise)
コンテンツ/Webアプリケーションの改ざん検知が行えます。
監視に利用するプロトコルはFTP/SFTPです。監視対象はトップディレクトリを指定します。isAdminにおいて正規なコンテンツを保持する必要はありません。

機能毎の特徴比較

上記機能の特徴比較を示します。
項目 Web改ざん監視サービス 自動復旧サービス ファイルシステム改ざん監視サービス
機能 改ざん検知
自動復旧 × ×
稼動監視 × ×
改ざん/更新の区別 △※1 ×
監視対象 指定方法 トップURLを指定 トップディレクトリを指定 トップディレクトリを指定
範囲 リンクをたどって検査※2 トップディレクトリ配下全体 トップディレクトリ配下全体
動的コンテンツ × ○※3 ○※3
元ファイルの管理※4 不要 必要 不要
プロトコル※5 HTTP/HTTPS FTP/SFTP FTP/SFTP
※1: iSign機能により、改ざんと更新の区別が可能です(静的なhtmlファイルのみ)。 htmlファイルの作成/更新時にはiSignを使用してMAC署名を行う必要があります。
※2: リンクをたどる際の仕様はFAQを参照願います。
※3: 動的コンテンツを生成しているサーバサイドのプログラムファイルをチェック対象とすることにより、 動的コンテンツが改ざんされていないことをチェックします。
※4: isAdmin 側でチェック対象のファイル(コンテンツ)を保持する必要があるかを示します。
※5: isAdmin とチェック対象のWebサーバ間のプロトコルです。
■注意・制限事項
Web改ざん監視サービス
自動復旧サービス
ファイルシステム改ざん監視サービス
■動作環境
機種Windows Server 2008/Server 2012/Server 2016/Server 2019 が動作するコンピュータ
(サーバタイプの機種を推奨)
CPUPentium 2.8GHz相当以上を推奨
メモリ4GB以上を推奨
ディスク容量5GB(+ 自動復旧を行う場合はWebコンテンツの容量)以上の空き容量
OS Windows Server 2022
Windows Server 2019
Windows Server 2016
Windows Server 2012
■ご意見・ご要望
本ソフトウェアのお問い合わせはJNS株式会社またはisadmin@jnsjp.comにお願いします。

本ソフトウェアの著作権はJNS株式会社に帰属します。
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